MSPやってる人が新たにXSPも使わないといけなくなったら

By 神居 - Posted: 2008/10/26 Last updated: 2010/09/17 - 3 Comments
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富士通にはMSPとXSPと言う2つのOSがあります。MSPはMVSと互換を持ったOSです。MVSとMSPとVOS3は基本的に同じなので、いずれかを知っていればこの3つの中ならすぐ応用が利きます。ところがXSPとなるとだいぶ変わります。コンソール、OSコマンド、JCL、ユーティリティなどなど共通性がありません。
ところがTSS(XSPではAIFと言う)、AIM、VTAM、TISPあたりは使い方も見た目も同じです。ジョブ管理が異なるのでPFDによるSYSOUT(XSPではSOUT)の操作なんかは若干変わりますが、PFD自体はパネルサービスもエディターもビュワーもMSPとXSPは同じです。TSSコマンド、コマンドプロシージャ(MVSで言うCLIST)も基本的には共通です。
MSPとXSPの両方を扱うならば、TSS主体で操作すればわりとスムーズに行きます。バッチ処理やユーティリティとかは絶対必要なものに抑えて、TSSとPFDやCLISTで出来ることはそっちでやるように意識するといいと思います。

私はずっとMVS系でやってきたので、最初XSPにはかなり違和感がありました。MVSのようにJCLでdsname(member)のつもりで、FILE=dsname,MEMBER=memberとして区分データセットのメンバーを書き込んだら、それ以前にあった既存のメンバーが全部消えてしまった!!驚きましたよ、ホントに。後で聞いたら「それってADのパラメーター指定しないとだめですよ」と言われた。「(FILE=dsname,AD)」
プログラムがOUTPUTオープンの場合、JCLでADを指定しないとPSでは頭から上書きされる、PDSではメンバーを全部消してそのメンバーを新規に登録する動きになる。そりゃないだろうって思ったけどまぁ文化の違いかな。それで嫌になって思いついたのがTSS。いろいろ比べるとバッチでは全く違うことがTSSでなら同じなことが多い。もちろん深掘りするには避けてないでちゃんと覚えなければいけませんけど、基本はMSPだけどたまにXSPもいじるって言う方(あるいは逆)ならそんな方法もあります。

1つだけサンプルとなるCLISTを載せます。
SYSOUTの表示はよく行う操作ですが、XSPのPFDにはMSPのPFD3.8に相当するパネルでのビュワーがありません。いちいちFIBGETコマンド打って、PSファイルに移さなければなりません。面倒なので作ったCLISTです。ジョブのSYSOUTをPSデータセットに移してPFD1のブラウザーを呼び出します。


CLISTをEXコマンドで実行したら、取り込み終わった頃を適当に見計らってENTERキーを押す。OUTPUTまたはFIBGETコマンドが終わっていたら、何でもいいから何か文字を入力してENTERすれば、PFDブラウザーが起ちあがり指定したジョブのSYSOUTが表示される。取り込み先のデータセットは適当な大きさで作ってください。

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3 Responses to “MSPやってる人が新たにXSPも使わないといけなくなったら”

Comment from 野良猫
Time 2008年11月9日 at 19:15

XSPですが、AIFでJOBLOGをFIBGETする際にAIFWTRが起動されていないとFIBGETは正常に動作しません。

Comment from Nishioi
Time 2010年9月17日 at 11:26

POのディレクトリーを初期化しない方法としては、MEMBERパラメタでRサブパラメタを指定するだけでいいようです。
\ FD OUT=DA,FILE=A,MEMBER=(M1,R)

この場合はADとは異なり、同一メンバーの上書きが出来ます。なお、ADと同時指定できます。

ジョブの結果は、FIBGETもいいですが、AIFでAPDFからもみれますよ。

Comment from XSP
Time 2011年9月11日 at 17:50

XSPの場合メーカーSEは言いませんがAP/DFが推奨なのでは。
以前、何故PFD3.8が無いのかメーカーSEに聞いたことがありますが、答えてもらえませんでした。
SEの作業を見てると結局APDFでINFJOB Oとかしてるんですよね。

APDF上でINFJOBを使って操作するのがXSPの流儀と思っています。
APDFがメインだとEDTFILEを使うことになるためPFDは使用禁止の場合も。(区分ファイルのメンバ情報が非互換)
一般ファイルへの取り出しはLSTJOBを使うことになります。
ASCFILE->LSTJOB->FIMPORT->DLTFILEを一発でやるCLを書いてよく使っていました。