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0.TSO(TSS)作業の効率化・品質向上と端末エミュレータ(Tcplink)マクロの活用

私は2016年3月から今まで積み上げてきたVOS3の知識・経験を活かすため、Z/OSの仕事に就く事が出来ました

この仕事に着任するまで紆余曲折がありました。
(Z/OS未経験+年齢)と(VOS3熟練-年齢)が天秤にかけられる日々。。

詳細は割愛します



新しい仕事の延長上でTSOの作業も理解してきました
その中でひとつ気になったのが、端末エミュレータの機能を十分に活かしていないと感じた事です
私がメインフレームの仕事に就いたとき、TSO(TSS)端末はパソコンではなく、専用端末(DAM端末:通称”ダム端”)でした

ダム端については以前にもこちら「TSS端末エミュレータ」 [1]に記載をしていますので、あわせてみてください


ダム端では当然、データの入力はすべて”手入力”です。
(ダム端は”アップロード、ダウンロードが一切出来ないパソコン”と思ってください)
大量のデータを入力する場合、カードリーダを使い作業効率を上げる(カードリーダに読み込ませる情報は作成する必要があります)事もしましたが、ダム端単独では”キー入力”速度が作業時間に影響を与えていました


そんな時代を経験した私にとって、現代の”パソコン+端末エミュレータ”という作業環境はとても有難い環境なのです
しかも、端末エミュレータは単なる”ダム端”の肩代わりのみならずパソコンの機能を活かした仕様に拡張されています

そのひとつが”マクロ機能”と考えています
人間が操作するオペレーションをプログラム化することで人間の入力時間を短縮すると同時に作業ミスを低減できる
効率向上と品質向上をマクロ機能ひとつで実現できます


”端末エミュレータのマクロ機能”は複数のLPAR(OS区画)環境があるとより大きな効果を発揮します

多くのメインフレームを抱えるサイトは”本番OS”と”開発OS”と言うように複数のLPAR(OS区画)を持っています
(VOS3のPRMFやIBMのPRSM”プリズム”が一般化した事でデファクトスタンダード化したと言っても過言でないと思います)

その結果、ひとつの仕事が複数のLPAR(OS区画)を連携した事案に端末エミュレータのマクロ機能ひとつで実現できます


サイトによってメインフレーム側の環境はいろいろあると思いますが(SPOOL・DISK共用、ジョブ転送、FTP環境など)
端末エミュレータのマクロ機能はメインフレーム側の環境の相違に関わらず、TSO(TSS)が使える環境で実現できます


これから数回に分けて、端末エミュレータのマクロ機能を生かした作業効率向上方法を掲載していきたいです
ここで紹介する端末エミュレータは現在の仕事で使っている(Tcplink)になります