オウンコーディングの一部機能を代用できる「ISMルール」

By 岡田 - Posted: 2013/10/05 Last updated: 2016/09/14 - Leave a Comment
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VOS3では、OSの一部機能をユーザが自由にカスタマイズできるようにするためにオウンコーディングを提供しています。

しかし、実際にオウンコーディングを作成しようとすると、VOS3の知識、アセンブラの知識、稼働させるシステム環境の知識など様々な知識が必要です。

また、運用次第ではオウンコーディングの作成を回避する事が可能なので、現在ではあまりオウンコーディングを作成する機会は少なくなりました

そこで登場したのが、「ISMルール」です

ISMルールとは

このISMルールとは、DMFISMの機能の一つです。
DMFISMはVOS3のデータ管理の手法である「DMFAF」の一つですが、これについては別途詳細にまとめたいと思います。

ISMルールは、元々はDMFHSSのバージョン02ー00でリリースされた製品の機能だったと記憶しています

それが、後にOSの一部として吸収されました

ISMルールが出現するまでは、オウンコーディングでしか対応出来なかった機能が可能となったのです

その一例です
1:実行指示されたジョブの名称とジョブクラスの関係をチェックして、実行の許可をするか否かを判定する→ジョブ実行開始時ルーチンで行える機能です
2:データセットの新規割り当て要求の際、データセット名称と割り当て先UNIT名称の関係をチェックして、割り当て先UNIT名を変更できる→DYNALLOCマクロパラメタチェックルーチンで行える機能です

ジョブについてはチェックが主体で、データセットの割り当てなどについては一部パラメタの変更が可能です

また、コンソールに標準値を変更したとか、ISMルールで実行拒否判定をした旨のメッセージを出力する事が可能な比較的自由度の高いものとなっています

#正規表現のような「総称文字」
ISMルールでは、データセット名などの一部を総称して、任意の値として扱えるようにする文字です。
これをオウンコーディングで表現するのはコーディング的に不可能に近いため、ISMルールの武器とも言えると思います

?:任意の1文字(「.ピリオド」を除く)
*:任意の1修飾子(ピリオドとピリオドで区切られた部分)
%:任意の複数文字(0文字でも良い)
ー:単純名及び修飾子内の任意の複数文字(0文字でも良い)

単純名:8文字以内の英数字で構成されるデータセット名

上記の4つの総称文字を活用すると以下のような表現が可能です

総称名表

まだ続きます。以降の詳細説明については後日投稿致します
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