自分の職場に非正規雇用の人材が入ってきた時に、、

By 岡田 - Posted: 2013/09/20 Last updated: 2013/10/03 - 4 Comments
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私が大手コンピュータ関連会社に入社した時、職場の人間は全員正社員でした。

しかし、1990年後半頃より、非正規雇用(派遣社員)を受け入れるようになり、いつの間にか私の回りは派遣の人ばかりになっていました。

この時、私の中にはジレンマが起こっていたのです

<会社の視点から>
派遣社員にどんどん仕事を与えて、私の負担を軽くする。その結果、残業が減って人件費が削減される。

しかし、私からすると、残業を減らすことは死活問題に直結しますので、そう簡単に残業を減らせる事ができませんでした。

また、当時の派遣の人たちはエンジニア畑で仕事をしてきた人材で無かったために、(私が感じるに)考える能力と言うか考える観点がエンジニアの視点とは違って居たのです。結果として、私が指示した事が理解できずに、残業が減らず、逆に仕事が増えてしまいました


現在私は逆の立場にあります

私をコントロールしている正社員は約20年前に私が感じたジレンマと現在戦っているようです。

私は定時に帰っていますが、正社員は23時近くまで残業をしています。

会社側とすれば、正社員が抱えている仕事を少しでも私に移す事で、残業時間の平準化を願っているはずです。

当時の私は感じる事ができませんでしたが、派遣の人に仕事を与える事で会社は正社員を有能な人材と判断して、どんどん出世させるように思います。

特にメインフレームの業界は将来の展望が(今は)明るいとは言えないので、会社からすると正社員のような単価の高い人材はもっと稼ぐことができる仕事にシフトしたいはずなのです。それには、現在抱えている仕事を非正規の人間に与えて、巣立てる環境を整える必要があります。

人は成長すると同時に、どんどん上の(責任ある)地位に異動します。
その時、自分が抱えてきた仕事を部下にシフトしていかなければ、職場は廃れます。

私が居たコンピュータ会社は一般企業のように、一人の人材を2年から3年の単位でどんどん異動させるのではなくて、”狭くて深い知識を付けさせる”ために一つのサイトや職種に長年従事させる方針をとっていました。

その結果、私のようにVOS3歴27年という人材が居て、ここでいろいろな投稿が出来ています

ご自分の部署の財務諸表を見られた事があるでしょうか
年度や期(六ヶ月)単位で売上や利益について予算と実算が分かるようになっている資料です。

そこには、”外注比率”があるはずです。
正規雇用者と非正規雇用者の割合を示している値です

この値が大きいほど、部署に対する非正規雇用者の割合が高いことを示しています
この値が大きいという事は非正規の人材(安い単価)で今まで正社員が行っていた仕事をする事で浮いた人件費を利益に回している事を表していると、同時に非正規雇用者を重要視しているという現れです

ーーー
追記です

労働者派遣法の条項には以下のことが書かれています。
・均衡を考慮した待遇の確保のために努めること
:

派遣先は派遣されている労働者からの苦情に対処して、派遣元に報告する義務も書かれていますが、派遣元としては派遣先との関係が悪化するのを恐れて見えないプレッシャーを労働者にかけるかもしれない

泣き寝入りするのは結局末端の労働者
しかし、これは労働者の心の中に社会に対する不信感を蓄積させることになる。
これがのちに爆発しないことを願うだけです

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もうひとつ、、

”労働者が持つ能力を有効に発揮できる仕事”を与える事が労働者派遣法で求められています。

ご注意下さい
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4 Responses to “自分の職場に非正規雇用の人材が入ってきた時に、、”

Comment from 野良猫
Time 2013年9月22日 at 19:59

日本の技術系会社は、そのうち正社員は居なくなると思います。

居ても、技術の話はできなく、マネジメントしかできない。

それで、技術系の会社と言えるのでしょうか。

自分は、一生現場で技術者として働きます。

Comment from shok
Time 2013年9月22日 at 23:14

野良猫さん

コメントありがとうございます

野良猫さんが現場技術者として働かれたい気持ちは私にも分かります。

私も同じ気持ちだったからです。

でも、それが私の場合通用しませんでした。
理由は2つの外からの圧力があったからです。

1つは会社です。会社は私が長年培った能力をもっと他の場所で使うように指示して、部下(派遣)も付かされて、好きな仕事ではありましたが、その場しのぎの仕事をたくさんさせられたのです。

仕事を請け負う時、最初に相手関係者と打ち合わせをしますが、いつも、「これから(メインフレームでの)仕事はどうするの」と挨拶代わりの言葉のように言われました。

私はそれが悔しかったのです。
その時は方法が見つからなかったけど、今はこのサイトを借りて、私が関わってきたすべての事を公開する事により、メインフレームというものを見直ていただけるための情報を提供できる場がありますし、野良猫さんのように同じ思いをしている方々との交流の場としても使わせていただいております。


私が他のサイトの仕事をしていた時、今よりもメインフレームの将来はありませんでしたので、メインフレームの仕事が出来たらどんな些細な事でも対応させられていました。

2つめは顧客(サイト)です。
私が最初に関わった会社は東日本大震災で関係がある会社でした。その結果私は顧客の仕事を続けることが出来なくなったのです。転属を願い出ましたが、断られました。そして辞めたのです

野良猫さんに会社や顧客からの外圧でご自身の人生が変わったり、ご親族に影響が出ないようにお祈り致します

Comment from shok
Time 2013年9月22日 at 23:17

なんだか、途中にゴミが入ったようです。
ごめんなさい

LINUX+firefoxで書いているので、、
文字変換もMS-IMEのようにすんなり行かないので、苦労しています

Comment from 野良猫
Time 2013年9月23日 at 00:03

shokさん

> 野良猫さんに会社や顧客からの外圧でご自身の人生が変わったり、ご親族に影響が出ないようにお祈り致します

気配りに感謝します。