VOS3のシステム生成環境の変化

By 岡田 - Posted: 2013/09/14 Last updated: 2013/10/05 - Leave a Comment
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メインフレームの業務に従事されている方でしたら、お分かりと思いますが、
業界を支えてきたカートリッジを含む”磁気テープ”の媒体環境見直しに迫られています

VOS3のOSやPP(アプリケーション)を出荷している部門からも、従来の磁気テープの媒体による出荷の他にCD?ROMにデータを焼いて出荷するという2つの方法になっています

磁気テープで出荷された媒体でシステム生成する場合に必須となる環境は、
1)CPU(ILA2といった通信装置は不要)
2)磁気テープ装置(制御装置、駆動装置)
3)コンソールディスプレイ2台
  (1台はコンソールとして、もう一台はTSS端末として使う)
4)磁気ディスク装置
  (システムの作成先)

システム生成はTSSからJCLを実行して磁気テープ内のデータをインストールする形式になります

OSやアプリケーション本数が多い場合、1本1本ごとに磁気テープにアクセスする事になりますので、IO処理に時間がかかり、結果としてシステム生成に時間を要します

しかし、これがCD?ROM媒体によるシステム生成となると、必須環境が変わります
1)CPU(ILA2が最低一台必要)
2)コンソールディスプレイ(最低1台)
3)CD?ROMドライブとLANポートを搭載したパソコン
  (さらに、ftpができる環境が必要)
4)磁気ディスク装置
  (システム作成先)

CD?ROM媒体には磁気テープにかかれているデータがバイナリの状態で格納されています。このバイナリデータをftpを使ってホストの仮想テープデータセットに格納する必要があります。

仮想テープデータセットに格納後、仮想テープを制御するプログラムを実行して、実テープと同じ状態に認識させてインストールする形式となります

最初に仮想テープにデータを格納する作業は発生しますが、それ以後はIO処理が仮想テープとのやりとりになるため、処理時間が短縮されます。

OS、アプリケーション本数が多くなっても前者ほど処理時間が長くなりません
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