私が関わった数々のオウンコーディング(1)

By 岡田 - Posted: 2013/09/10 Last updated: 2013/09/17 - Leave a Comment
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VOS3にはOSの機能の一部をユーザが変更できるオウンコーディングという環境を提供しています。

オウンコーディングは時に、センタオウンコーディングと呼ばれたり、ユーザオウンコーディング(UOC)と呼ばれたりしますが、いずれも同じ意味です

センタオウンコーディング・・エンドユーザから見てセンタのOSを変更する
ユーザオウンコーディング・・OSを提供するベンダー側から見たサイト(ユーザ)に提供しているシステムのOSを変更する

VOS3が提供しているオウンコーディング一覧は以下の通りです
無題11

今回、その1回目としてあげるのが、”SUBMITジョブ制御文チェックルーチン(JETUTCLC)”です

VOS3ユーザでも聞きなれないルーチンだと思います。
先頭3文字が”JET”になっていますので、TSSに関するルーチンになります

このルーチンは、TSS(バッチTSSも同様)からSUBMITコマンドでジョブを実行する場合に呼び出され、JOB文のチェックや変更が可能です

私はこのルーチンを以前、ある所からの依頼を受け、コーディング、リリースしました

これには、ある製品が深く関わっています
「総合利用者管理機能」(MVSで言う所のRACF)です

総合利用者管理機能が持っている機能として、”JCL実行時に入力リーダの中でSUBMITコマンドを投入したユーザ情報をあらかじめJOB文に書かれている埋め文字と置き換える”があります。

世の中のセキュリティに対する関心が深まり、依頼元のシステムでも以前はJCLにユーザIDやパスワードを書いているのは常識だったのが、事前にユーザ情報(特にパスワード)は書かない運用にすると決定、今までに作成された膨大なJCL資産の見直しに迫られました。

ところが、JCLが多すぎて運用開始までに修正が100%出来ない事や、多くのユーザにパスワードを書く習慣がついてしまったがために、埋め文字を最初から書いてくれる利用者意識を期待することが出来ないと判断され、(ユーザが間違ってパスワードを書いたJCLを実行しても)SUBMITコマンドを投入した後のOS側で埋め文字を付加できないかと依頼を受けての事でした

それを実現できるのが、SUBMITジョブ制御文チェックルーチン(JETUTCLC)だったのです

具体的な方法については、記述を割けますが、可能であることをお伝え致します

そのシステムは現在でも当該ルーチンを使って運用しています


このルーチンは、STCから起動されたジョブについては制御が渡りません
しかし、ある工夫をして対応しました。

その方法については後日掲載致します
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