メインフレームのシステム構成

By 岡田 - Posted: 2013/07/23 Last updated: 2016/11/28 - Leave a Comment
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メインフレームでシステムを組む時、稼働させるサービス(必要とする能力)に応じて、多彩な構成を組むことが可能です

・単一システム
・ローカル複合システム
・疎結合マルチプロセサシステム
・パラレル複合プロセッサシステム

1)単一システム

1つのシステムを独立して動作するシステム
単一


2)ローカル複合プロセッサシステム

複数のOSを独立して動作させながら、チャネル間結合装置などで結合して、相互に連携を取ってスプールやデータセットの排他制御をおこなう
(図ではデータセット共用をしていますが、スプール共用も同様な構成になります)
ローカル複合(DS)

共用するリソース(データセット、スプール)が増えてくると、各OSが排他制御に時間を費やされる事になり、結果としてシステム全体の能力が落ちてくるというデメリットはあるが、3)、4)に比べて単一システムからの切り替えが容易です

3)疎結合マルチプロセッサシステム(LCMP)

複数のOSがデータセット、スプールを共用。CTCAで結合することで、ひとつのシステムイメージで運転される
日立のVOS3では、通常、ジョブ管理をJSS3で行いますが、LCMPを組む場合はJSS4を用います
LCMP

JSS4のジョブ管理はJSS3とはコマンド、パラメタ等環境が異なるため、ローカル複合プロセッサシステムからLCMPへの移行は現実的には難しい

4)パラレル複合プロセッサシステム

高速結合機構(HCCF)を用いて、複数のOSと接続することで、システムの並列処理が実現可能なシステム
高速結合機構が各OS間の負荷制御をするため、TSS(TSO)、DB処理、バッチの実行はその負荷制御にしたがって高速結合機構に接続されている何所かのOSで処理されます
パラレル

TSSのログイン先(OS)はHCCFが勝手に判断するため、各OSからはデータセット、スプールなどが完全に共用されている事が求められる。XNF(VTAM)などの通信定義はHCCFを考慮したパラメタが必要となる
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