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IDCAMS

IDCAMS(Access Method Services)

AMSは、データセット操作や管理のための統合ユーティリティーで、IDCAMSそのプログラム名です。比較的単機能(例えばコピーだけ、プリントだけ)で構成されているデータセット・ユーティリティーと異なり、多くの機能が実装されているオールマイティなユーティリティーです。
AMSコマンドと呼ばれる簡単なスクリプトで実行したい機能を指定します。IF-THEN-ELSEでコマンドの流れを変えたり、DO-ENDでコマンドをグループ化させたりできます。元々はカタログ管理のユーティリティーという側面が強かったのですが、現在では個々のデータセットやメンバーの操作や管理も含めて、幅広く使われています。データセットはカタログされることが前提となった今では、アドミニストレーター、オペレーター、プログラマーなど職種に関係なく習得すべき必須のユーティリティーです。


IDCAMSユーティリティーのJCL

    //stepname EXEC PGM=IDCAMS
    //SYSPRINT DD SYSOUT=*
    //SYSIN    DD *
     command parameter
    //
    

AMSユーティリティーのJCLはとてもシンプルです。必須なDD文はSYSPRINTとSYSINの2つです。多くのコマンドでは処理するデータセットをダイナミックに割り振るため、追加のDD文を必要としません。
また、バッチジョブだけでなくTSOや、アプリケーション・プログラムからの呼び出しなどの方法で実行することもできます。



IDCAMSユーティリティーの機能


      AMSユーティリティーの主な機能
    コマンド機能備考
    ALLOCATE新しいデータセットを作成する。非VSAM、VSAM、非SMS、SMSいずれのデータセットも作成できる。ALLOCATEはMVSでのみ利用できる機能。
    TSOのALLOCATEコマンドと同じ。
    ALTERデータセット名を変更したり、VSAMデータセットの各種属性(バッファ数、キーの位置や長さなど)を変更する。
    BLDINDEXVSAM/KSDSデータセットの代替索引(追加のインデックス)を作成(ロード)する。
    DCOLLECTボリュームやVSAMデータセット、SMSに関する管理情報を収集する。DCOLLECTはMVSでのみ利用できる機能。
    DEFINE ALIAS非VSAMデータセットやカタログに別名を付ける。
    DEFINE AIXVSAM/KSDSデータセットの代替索引(追加のインデックス)を定義する。
    DEFINE CLUSTER新しいVSAMデータセットを作成する。
    DEFINE GDGGDGデータグループを定義する。
    DEFINE NONVSAM非VSAMデータセットをカタログする。
    DEFINE PAGESPACEページ・データセットを作成する。
    DEFINE PATHVSAMデータセットや代替インデックスに別名を付ける。
    DEFINE USERCATALOGユーザーカタログを作成する。
    DELETEデータセット、別名、GDG、ページ・データセット、ユーザーカタログ、代替インデックスなどを削除する。非VSAMデータセットのアンカタログも行える。
    EXPORTVSAMデータセットやカタログのバックアップ。
    IMPORTVSAMデータセットやカタログのリストアー。
    LISTCATカタログリストを印刷する。カタログされているデータセットの一覧リストなどを作成できる。
    PRINTデータセットをプリントする。
    REPROVSAMデータセットのコピーやアンロード、カタログの分割、マージ、コピーなどを行う。EXPORTと違いデータレコードのみがコピーされる。
    VSAMと順次データセット間でのレコードコピーにも利用される。
    VERIFYVSAMデータセットのEOD情報の整合性を取る。

AMSはデータセットがカタログされていることが前提になりますが、VSAMだけでなくPSやPDSなどの非VSAMデータセットに対してもさまざまな操作をおこなうことができます。機能や使い方の詳細はマニュアル「z/OS DFSMS カタログのためのアクセス方式サービス・プログラム」に載っています。