PFDとECS

By 神居 - Posted: 2009/10/15 Last updated: 2009/10/23 - Leave a Comment
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PFD:Programming Facility for Display users,富士通OSにおける対話式プログラム開発機能

ECS:Extended Console Support※1, MSPにおける対話式コンソールサービス機能

※1、ECSの正式名称は記憶で書いてます。マニュアルを見ることができないので、確認が取れませんでした。念のためお断りしておきます。

PFDとECSはTSS上で使用する、富士通のソフトウェア製品です。PFDは、データセットの編集などプログラム開発機能を含む、パネルを使用したプログラム(ダイアログ)の開発環境を提供します。ECSは、TSS上でのコンソール操作を提供します。


PFDの(プログラム開発機能としての)主な機能

PFDも本来はz/OSのISPFと同じように、パネルを使用したアプリケーション(ダイアログ)を作るための基盤を提供するソフトウェア製品です。しかし画面でのやり取りを行うアプリケーションの多くは、AIMを利用して開発されています。そのため一般的にはPFDも、データセットの作成や改名、メンバーの編集、ジョブの実行結果の表示と言った、プログラム開発ツールとしての利用が多いです。


ECSの主な機能

コンソール装置での操作をTSS端末上で実現できます。コンソール・メッセージの表示や、コマンドの入力など、専用のコンソール装置がなくても(マシン室に行かなくても)MSPを操作することができます。
富士通のECS紹介ページ

XSPにはRCF(Remote Console Facility)があり、VTAMに接続された端末をリモート・コンソールにすることができます(「LOGON CONS」)。ECSとは違い、コンソールそのものとなります。


ISPFとの互換性

PFDはz/OSのISPFに相当します。プログラム開発機能はPDFに相当します(PFDとPDF、ややこしいです)。プログラム開発機能の基本的な操作には互換があり、パネルデザインは、アクション・バーがない点を除けば、かなり類似しています。
歴史的には、MVS/SP?XAの頃(25年以上も前ですが...)までの初期のISPFと、一部を除き、機能や操作(パネルザイン含め)にほとんど違いはありませんでした。PFDの操作とパネルデザインは、基本的に変わっていませんが、ISPFはアクション・バーやポップアップ・ウィンドウのサポート、データセット・リスト・ユーティリティー、Super CやGrepのような検索機能などさまざまな機能が追加され、現在のISPFとPFDには大きな差があります。
それでも基本的な操作には互換がありますので、違和感なく両OSを操作できるでしょう。(もっともISPFに慣れた人には機能不足を感じるでしょうが...)
ダイアログ・プログラムのAPIやパネル定義体も、従来からサポートされている基本的ものには互換があります。PFDのダイアログをISPFに移行するのは比較的容易でしょうが、逆にISPFのダイアログをPFDに移行するには、使用している機能をPFDに合わせて削ることになります。

ECSはSDSFのLOGに相当しますが、全く別の製品なので、機能と操作は異なります。
スプール内のSYSOUT表示にはPFDもISPFもOUTLIST(3.8)ユーティリティーがありますが、現在z/OSではSDSFのSYSOUT表示機能の利用がほとんどです。

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