ヘラクレス(Hercules)導入について

By 高尾 - Posted: 2009/04/14 Last updated: 2015/04/20 - 2 Comments
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導入について、使うリソースや速度についての参考のために、以下のFAQの一部を訳してみました。英語を読むのが面倒な人のための利便のために訳してあるので、訳が信用できない人、細かい点が気になる人は原文を参照されることを強くお勧めします。

http://www.hercules-390.eu/hercfaq.html#3.01

3.01 Herculesを走らせるために必要なPCハードウェアはなんですか?

伝統的なIBMオペレーティングシステム(OS/360,MVS3.8,VM/370)は現在の標準的なハードウェアからすれば、非常に軽いものです。32MB RAMと300MHzのペンティアムでも十分な速度がでます。

現在のもの、例えばLinux/390,OS/390などはより多くのプロセッサーパワーが必要です。
ヘラクレスはCPUを多く使います。それゆえ快適にしたいのであれば、速いプロセッサーが入手できればそのほうがいいのです。できればハイパースレッディングのついた、2GHzのペンティアムは、軽い負荷ならば許容できるパフォーマンスで動くでしょう。もし、マルチプロセッサーシステムをお持ちならば、より速く動きます。ヘラクレスはマルチスレッディングを積極的に使い、CPUとI/Oをオーバーラップさせ、平行してCPUのディスパッチをエミュレートしようとします。

最新のzLinuxやz/OSなど64ビットオペレーティングシステムを、ペンティアムのような32ビットプロセッサでz/アーキテクチャマシンでエミュレートしようとした時は、パフォーマンスは下がります。64ビットを走らせるためのパフォーマンス低下が深刻な問題であるならば、64ビットプロセッサー用、例えばAlpha,AMD64,IA64など、でビルドすることです。同様なものは64ビットバージョンLinuxやOSXでのPowerPCにもいえます。

ヘラクレスはペンティアムのアーキテクチャに依存していません。私はAlpha 21164 500MHzでビルドし、走らせることに成功しています。同様に、SPARC上でS/390 Linuxを走らせたこともあります。とある人はVM/ESA下のLinux/390下のヘラクレスの下のLinux/390の下のヘラクレスの下でOS/360を走らせたこともあります。Ivan Warrenはもっとも小さいメインフレーマーの称号をもつでしょうけれども、PDA iPAQ5450上でヘラクレスを走らせVM/370を動かしました。

S/390リアルストレージ(メインストレージ+拡張ストレージ)のために十分なRAMを与える必要があります。あと、普通のPCのOSのためにも必要です。スループットを最大化するには、S/390のページングが起きないくらいの十分なメインストレージ、拡張ストレージをアサインするべきです。

もし、DASDをエミュレートするならば十分なディスクスペースが必要です。仮想”3330- model 1″は100MB必要です。(3330-11ならば約200MB)。3380″単密”モデルならば650MB、3390-model2ならば2GB。3390 model 3ならば、約3GBです。もし、”CKD DASD 圧縮機能”を使うのであれば、サイズは劇的に小さくなります。オリジナルの20~30%だと思えばいいでしょう。

3.02 MIPS(Million Instructions Per Second)をどれくらい期待できますか?
多くのプログラマー(名称略)のおかげで、5年前よりもヘラクレスは、はるかに速くなりました。
Celeron 3001,2Mipsの速度で実行できるでしょう。この速度はOS/360(MFT,MVT)やMVS3.8において1970年代の3033プロセッサーよりはいいパフォーマンスが期待できます。VSE/ESAでも十分な速度を得られます。より新しい2GHzのペンティアムならば30MIPS程度は期待できます。これはLinux/390やz/OSに軽い負荷をかけた状態ならば十分な速度です。

サーバークラスのマシンのパフォーマンスは素晴らしいものです。3.46GHz デュアルコアのIntel Xeon ハイパースレディング付(4CPU)ならば、40から60MIPSが期待できます。デュアルプロセッサー クアッドコアのMac Pro(8コア、3GHz)なら150MIPSを超えるでしょう。ある人がIntel Core i7を3.75GHz、4コアプラスハイパースレッディング(8 CPU)で300MIPS以上を記録したそうです。

典型的なI/Oは秒当たり50EXCP/秒くらいです。ハードウェアRAIDの場合は、500/秒くらいまで出せた例もあるようです。

3.03 ヘラクレスを動かすために必要なPCソフト

Windows 98, Windows NT, Windows 2000, or Windows XP with Cygwin
Windows 98, Windows NT, Windows 2000, or Windows XP (without Cygwin)
Mac OS X 10.3 or later
Solaris 2.9 or later (Sparc or Intel)
FreeBSD

仮想3270コンソールのために3270クライアントソフトゥエアが必要です。3270ターミナルはヘラクレスと同じマシン上で問題ありません。もしくは、UnixやWindowsからTCP/IPでヘラクレスマシンと接続します。

ヘラクレスでお勧めしている3270ターミナルは

x3270 for Unix
x3270はほとんどのLinuxのディストリビューションに入ってます。
http://x3270.bgp.nu/

Vista tn3270 for Windows
http://www.tombrennansoftware.com. にあります。機能の割りに安い3270エミュレータです。

Brown University tn3270 for Macintosh
Brown University tn3270はフリーです。
http://www.brown.edu/Facilities/CIS/tn3270/.
MVS3.8とつなぐ時は設定を変える必要があります。ヘラクレスとの接続を啓き、システムをIPLする前に、Session->Featuresメニューで”Change embedded nulls to blanks”をNoに変更してください。 そして、File -> Save default Settingします。

他にもQWS3270, IBM Personal Communications, Attahemte Extra, Dynamcomm Eliteなども動作が確認されています。ただ、ものによってはバグがあり、OS/360のmvsコンソールではうまく動かないものもあります。
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2 Responses to “ヘラクレス(Hercules)導入について”

Comment from 素人
Time 2012年12月16日 at 10:40

Attahemte Extra ではなくて
Attachment Extra ではないでしょうか?

Comment from 素人
Time 2012年12月16日 at 10:43

すみません、Attachmate ではないでしょうか?