MVS3.8に関連するOSドキュメントなど

By 神居 - Posted: 2010/10/26 Last updated: 2010/10/26 - Leave a Comment

MVS3.8に関連するOSドキュメントなど

OS/VS2 MVS 3.8はあまりにも古いOSで、現在ではIBM社のマニュアルや技術文書、トレーニング用資料などを手に入れることは無理でしょう。現在のz/OSのマニュアルでも十分参考になりますが、OSやJES2コマンド、JCLやユーティリティーなどは当時からあるものは今でもほとんど同じままですが、どれがそうなのかがわからないかも知れません。その場合は試して動かないものは、あぁ使えないのか..と割り切るしかありません。

いろいろ探してみたところ、次の2つのドキュメントが海外のサイトにありました。

いずれもMVS 3.8 System Documentationというページから参照、ダウンロードできます。

その他、COBOLコンパイラーに関するドキュメントは次の場所にあります。

COBOLコンパイラーはMVS用のものは公開されていないため、更に古いOSであるMVT(OS/360)用のものを利用することになります。VSAMファイルのI/Oはコンパイラーではサポートされていないため、VSAMアクセスルーチンを呼び出して行います。アクセスルーチンの解説は、「VSAM File Access for COBOL」というページに掲載されています。アクセスルーチンのライブラリーである「SYS2.VSAMIO.SOURCE」と「SYS2.VSAMIO.OBJECT」は、「メインフレーム・コンピュータで遊ぼう」からダウンロードしたMVS3.8にはそれぞれ「MVS.VSAMIO.SOURCE」と「MVS.VSAMIO.OBJECT」として導入済みです。


作成したCOBOLプログラムのコンパイル用JCLに関しては、ダウンロードした「MVSR38.lzhまたはMVSR38.zip」内に入っている「実習用MVSとHerculesの操作ガイド.pdf」の「COBOLではろ?わーるど」に記載してあります。必要に応じて参照して操作して見て下さい。またISPF代わりに使用するエディターやブラウザーなどを統合したTSOユーティリティーであるRPFの使用法は、MVSR38フォルダ内に入っている「RPFユーザーガイド」(英文)を参照して下さい。基本的な操作はISPFに似ていますので、ISPFが使えれば直感での操作は可能です。

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