MVS3.8に関連するOSドキュメントなど
MVS3.8に関連するOSドキュメントなど
OS/VS2 MVS 3.8はあまりにも古いOSで、現在ではIBM社のマニュアルや技術文書、トレーニング用資料などを手に入れることは無理でしょう。現在のz/OSのマニュアルでも十分参考になりますが、OSやJES2コマンド、JCLやユーティリティーなどは当時からあるものは今でもほとんど同じままですが、どれがそうなのかがわからないかも知れません。その場合は試して動かないものは、あぁ使えないのか..と割り切るしかありません。
いろいろ探してみたところ、次の2つのドキュメントが海外のサイトにありました。
- SYS1.PARMLIB member documentation
- JES2 Commands
いずれもMVS 3.8 System Documentationというページから参照、ダウンロードできます。
その他、COBOLコンパイラーに関するドキュメントは次の場所にあります。
- COBOL Compiler from MVT
(http://www.jaymoseley.com/hercules/compilers/cobol.htm) - Assembling, Compiling, Link-Editing, and Executing User-Written Programs
(http://www.jaymoseley.com/hercules/compiling/compile.htm)
COBOLコンパイラーはMVS用のものは公開されていないため、更に古いOSであるMVT(OS/360)用のものを利用することになります。VSAMファイルのI/Oはコンパイラーではサポートされていないため、VSAMアクセスルーチンを呼び出して行います。アクセスルーチンの解説は、「VSAM File Access for COBOL」というページに掲載されています。アクセスルーチンのライブラリーである「SYS2.VSAMIO.SOURCE」と「SYS2.VSAMIO.OBJECT」は、「メインフレーム・コンピュータで遊ぼう」からダウンロードしたMVS3.8にはそれぞれ「MVS.VSAMIO.SOURCE」と「MVS.VSAMIO.OBJECT」として導入済みです。
作成したCOBOLプログラムのコンパイル用JCLに関しては、ダウンロードした「MVSR38.lzhまたはMVSR38.zip」内に入っている「実習用MVSとHerculesの操作ガイド.pdf」の「COBOLではろ?わーるど」に記載してあります。必要に応じて参照して操作して見て下さい。またISPF代わりに使用するエディターやブラウザーなどを統合したTSOユーティリティーであるRPFの使用法は、MVSR38フォルダ内に入っている「RPFユーザーガイド」(英文)を参照して下さい。基本的な操作はISPFに似ていますので、ISPFが使えれば直感での操作は可能です。