IEBCOPY

By 神居 - Posted: 2010/09/16 Last updated: 2010/09/16 - 2 Comments

IEBCOPY:区分データセットのコピー・ユーティリティー

IEBCOPYは(z/OS)における、区分データセットのコピーを行うユーティリティー・プログラムの名前です。MSPではJSECOPY、VOS3ではJSDPCPYとして提供されています。プログラム名は異なるものの、JCLもSYSIN制御ステートメントも含め、基本的に互換ユーティリティーです。

IEBCOPYはIEBGENER同様にMVS(z/OS)と言うオペレーティング・システムに携わることになった人が、最初に使うであろう基本中の基本とも言えるものです。GENERが順次データセット用、COPYが区分データセット用のユーティリティーです。IEBCOPYの主な機能は2つの区分データセット間でのメンバーのコピーですが、他にも複数の区分データセットのメンバーをマージして1つのデータセットにコピーしたり、コピーする際にメンバー名を変更したり、区分データセットを順次データセットに変換(アンロードという)して磁気テープなどへのバックアップを行ったり、区分データセットの管理やメンテナンスに必要なさまざまな機能を持っています。z/OSにおいてはPDSEデータセットもIEBCOPYで処理できます。PDSとPDSE間の相互コピーも可能です。
基本的な利用法については、こちらにサンプルJCLを掲載してあります。「区分データセットのコピー(IEBCOPY)」


Posted in キーワードから(何が知りたいですか) • • Top Of Page

2 Responses to “IEBCOPY”

Comment from いずみ
Time 2012年6月21日 at 18:11

IEBCOPYでコピーする際にメンバー名を変更するサンプルを教えてください。

Comment from kamii
Time 2012年6月21日 at 20:58

すでに当サイトの「ありがたいサンプルJCL」のカテゴリーに「区分データセットのコピー(IEBCOPY)」として掲載されています。
/?p=288
今後このような技術的な質問などは、併設の「メインフレーム情報交換・助け合いQ/Aボード」に投稿されますようお願いします。